

この記事でわかること
- サイト制作の段階から「発信を続けること」を設計に組み込んだ立ち上げ方
- セミナー(ウェビナー)を中心に、開催前後のコンテンツまで資産化する運営
- 「書けない」のではなく「時間がない」——専門職の発信が止まる本当の理由
- 月60分の打ち合わせから記事に仕上がる、AI×伴走の制作フロー
- 画像づくりまでAI化して、公開までのリードタイムを縮めた工夫
専門職ならではの、大切にしている姿勢やかかわり方。それは、そのままではなかなか言葉になりません。だからこそ、本当に必要としている人に見つけてもらいにくい——働く人のキャリア相談を専門とするカウンセリング事業を展開するお客様との伴走は、Webサイトの立ち上げから始まりました。
立ち上げから「発信ありき」で設計する


この案件は、Webサイト制作の立ち上げ当初からご一緒しています。特徴的だったのは、サイトを「作って終わり」にしないと最初から決めていたこと。ブログ記事や専門コラム、セミナー情報を継続的に発信することを前提に設計し、セミナーの受付・申込機能も制作段階から実装しました。「情報発信を続けること」自体が、このWebサイトの重要な役割だったのです。
課題:後発サイトが、実績あるサイトの中で存在感を出すには


キャリア相談の分野は、競合が非常に多い領域です。長年運営されているサイト、情報量の豊富なサイト、検索に強いサイトがすでに多数存在するなかで、新しく立ち上げたサイトが見つけてもらうには、コンテンツの量と質、そして継続的な発信によって存在感を高めていくほかありません。後発だからこそ、発信を続けられる体制が勝負どころでした。
公開後は毎月の伴走で、「自分たちで運営できる体制」づくり


サイト公開後は、毎月のサポートを実施しました。WordPressの操作レクチャーや更新方法、SEOを意識した記事の作り方、コンテンツの企画、配信スケジュール、公開後の改善——単に記事を代わりに書くのではなく、「お客様自身が運営できる体制づくり」を大切にした支援です。
セミナーを中心に、前後のコンテンツまで資産化する


この案件で特徴的だったのが、ウェビナー(オンラインセミナー)を中心にした情報発信です。セミナーの前には、事前知識や学習コンテンツ、理解を深める記事を配信。開催後には、当日の振り返りや話しきれなかった内容、よくある質問、補足解説を記事化します。セミナーを一度開催して終わりにせず、前後のコンテンツも含めてWeb上の資産に変えていく運営です。
走ってみて分かった、本当の課題は「時間」
お客様は書籍の執筆経験があり、発信への意欲も高い方です。つまり「文章が書けない」ことが問題ではありませんでした。問題は、時間がないこと。相談業務と経営を行いながら毎月記事を書き続けるのは非常に難しく、当初は「自分で全部書きたい」と考えていらしたものの、実際に運営してみると月に1本更新できるかどうか、という状況になってしまいました。
情報発信は「できる時だけ更新」では成果につながりません。更新・配信・改善を続けてこそ、検索順位もサイトの評価も、認知も集客も育っていきます。更新が止まったサイトは、見る人にとっても「動いていないサイト」になってしまう——ここが、この伴走の分かれ道でした。
AI×伴走へ——月60分の対話が、記事になる


そこで導入したのが、自社開発のAIコンテンツ制作基盤「MIMIR」です。毎月60分ほどの打ち合わせで、インタビュー形式のヒアリングを実施。その内容から記事の原稿を自動生成し、内容の確認、ファクトチェック、そして専門家としての修正を加えて、資格を持つキャリアの専門家ならではの一次情報が豊富な記事に仕上げていきます。
セミナーの記事化にもAIを活用しています。開催前は、テーマが決まった段階で関連記事を制作。開催後は、セミナーの内容をAIに反映して、フォロー記事・補足記事・深掘り記事を作成します。一度のセミナーが、何本ものコンテンツ資産に変わっていく流れができました。
画像づくりもAIで——「どこかで見た記事」からの脱却


記事制作で意外に時間がかかるのが、画像探しです。キャリアや働き方のような形のないテーマは、内容にピッタリ合う写真素材が非常に少なく、一般的なフリー素材を使うと記事全体が「どこかで見たような記事」になってしまいます。当初はロイヤリティフリー画像を探して加工していましたが、画像生成AIの進化により、記事内容に合わせた画像を自然言葉だけで生成できるようになりました。
現在はMIMIRの中から、記事の各セクションごとに最適な画像を自動生成。5セクションの記事なら5枚の画像を2〜3分ほどで生成できます。従来30分以上かかっていた画像探しや有料素材の購入が不要になり、記事公開までのリードタイムが大幅に短縮されました。
お客様の変化——「大変」から「この方法ならできる」へ


当初は「情報発信は大変」という印象を持たれていました。しかし、AIと伴走支援を組み合わせることで「無理なく続けられる」「この方法ならできる」という感覚へ変わっていきました。本業を止めずに、発信の量と質を両立できるようになったのです。記事が積み上がるほど、悩み起点の細かな検索語(ロングテール)や生成AI検索から「ここなら安心して相談できそう」と感じてもらう入口も、少しずつ広がっています。
この事例で伝えたいこと


Webサイトの運営で最も重要なのは、「続けられる仕組みを作ること」だと考えています。経営者が毎回ゼロから記事を書き、画像を探し、公開作業まで行うのは現実的ではありません。生成AIを活用し、ご自身の知見を活かしながら短時間で記事を完成させる仕組みがあれば、本業を止めることなく継続的な情報発信が可能になります。単にAIを使うことではなく、「無理なく続けられる運用フローを設計すること」こそが、長期的なコンテンツマーケティング成功の鍵です。
「発信が大事なのは分かっているのに、時間が取れない」——そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。


案件概要


| 業種 | キャリア相談を専門とするカウンセリング事務所 |
|---|---|
| B2B / B2C | B2C中心 |
| 種類 | Webサイト制作+コンテンツマーケティングの伴走支援(立ち上げ〜継続) |
| 支援内容 | サイト制作(セミナー受付・申込機能)/毎月の運営サポート(WP操作・SEO記事作成・企画・配信改善)/月60分ヒアリング→記事制作(MIMIR)/セミナー前後の記事化/記事画像の自動生成 |
| 予算 | 非公開 |
| 主要施策 | コンテンツSEO/ウェビナー連動コンテンツ/専門家の一次情報発信/AI×伴走の運用フロー設計 |
本記事でご紹介した課題や解決までの取り組みは、実際のご支援事例にもとづくものです。お客様の実際の課題・背景や予算に踏み込んだ内容を含むため、企業情報は架空のものに置き換えており、実際の業種・商材などとは異なります。個別のお打ち合わせでは詳細をご紹介できますので、本事例にご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。





