仕事・学習・生活に、日常の「検索」に生成系AIを取り入れる

2023年は生成AIが大躍進した年だった。ChatGPTとかCopilotなどの生成AIについて、知っている、業務で使っている人はとても増えたように感じる。

でも日常生活ではどうか?
SiriとかAlexaとかの音声入力を使うシチュエーションを除くと、ふつうにGoogleとかYahoo!とかで検索している人が多いのではないだろうか。

生成AIを使った検索も、十分に「使える」までに進化した。
もちろん日本語で、自然言語で、AIによる回答がちゃんと返ってくる。(しかも無料で)

従来のインターネットの検索といえば、①キーワードを入力(検索)して、②検索結果から見たいものをクリックして、③遷移先のページを読む(④望んだ内容でなければブラウザバック)と複数ステップ必要だった。

しかし、生成AIを使った検索では、①質問(検索)すると、②回答(要約)が表示されるため、検索結果のリンクを辿らずともある程度の理解ができるようになる。これは非常に効率的だし、今後は「検索」のカタチが、生成AIベースに変わっていきそうで、ヒヤリとしたものを感じる。求められるリテラシーも変わってくのだろうなぁと思う次第だ。

目次

Google検索の「SGE」を有効化する

さて、手っ取り早く生成AIによる検索結果にアクセスするには、Google検索のSGEを使う方法がある。

Google検索の検索結果に生成AIによる結果を表示する 。これはGoogleアカウントにログインしている状態で下記のURLからトグルをONにするだけですぐ使えるようになる。

ググる時間の短縮に、すぐに生成AIの力を体感できるので、まずは試してほしい。

出典元(ソース)つきで回答を得られる「Perplexity AI」

SGEよりもオススメなのは、「Perplexity AI(パープレキシティ エーアイ)」。

Perplexity AIは、世界初の対話型AI検索エンジン。自然言語(Web版は日本語OK)で質問すると、AI検索がインターネットから情報を検索して、出典元とともに回答を得られる。

SGEの検索体験よりも、Perplexityの方がソースもしっかり表示されるので安心感がある。これは、ソースから真偽を確かめるることをサボりそうなので気をつけなければならない。

また、関連する情報(質問)も併せて表示されるため、効率的に情報を収集できるのも◎。

Perplexityに5008について聞いてみた例

無料で使える生成AIサービス

生成AIのサービスのほとんどは、メールアドレスまたはGoogleアカウントで簡単に登録できる。有料プランが用意されているサービスもあるが、いずれも基本無料で利用できる。

複数のAIをまとめて使える「Poe」

Poe(ポー)は、話題のAIツールを使えるプラットフォーム。自分専用のAIチャットボットを作成したり、複数のAIチャットツールを利用したりすることができる。

自分の用途にあったAIチャットを色々試してみたい場合にも便利。

(番外編)テキストエディタに生成AIを取り入れる

下記は主にコーディングの用途になるが、テキストエディタにも生成AIの機能を持つものが増えてきた。

Cursor

ChatGPTによるコード生成が可能なテキストエディタ「Cursor」を使用すると、コーディングがとてもはかどるかもしれない。

Visual Studio Codeの拡張機能で「Phind」を導入する

コーディングに関しては、GPT-4よりも「Phind」の方がより精度が高いという報告もある。

Visual Studio Codeの拡張機能から「 Phind.com – Code faster with AI.」を簡単に導入できる。

なお、クリックで「Phind Model」と「GPT-4」を切り替え可能。

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WHO WROTE

komadairaのアバター komadaira 代表社員・COO

地方テレビ局、歯科コンサル、中堅SIerを経て独立。ダイヤルアップ接続の時代にHTMLに魅せられ、なんだかんだ10年以上WEB制作に関わり続けている。

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